目や脳のなかで生ずる視覚的、電磁気的さらに化学的作用は絶えずして並行して心理的領域内で作用しつづける。このような色彩経験の反響は心の中心部に伝達され、その結果、知的、情緒的経験の主要面にその影響が波及する。
ヨハネス・イッテン『色彩論』
色は光波、つまり特殊な電磁エネルギーからなりたっている。人の目は400ミリミクロンから700ミリミクロンにいたる波長の範囲内のものしか色光として知覚できない。(中略)
レッドからヴァイオレットにいたるまで(註:知覚できる色の最大幅)の周波数の比率はほぼ 1:2 である。
つまり 1 オクターブに相当する。
ヨハネス・イッテン『色彩論』